nara

 
東大寺の敷地に隣接した9m×23mの奥に長い敷地に計画された住宅です。
敷地には元々築100年以上になる古家が建っており、建物の老朽化と住まい手の住み方の変化により解体することになりましたが、8寸角の大黒柱や丸太梁、書院障子など、一部の建築材は新しい家の中で再利用されています。
屋根は切り妻・平入りの瓦屋根という町家のスタイルを踏襲していますが、2階床面と屋根の剛性を高めることにより、南面に庭に向かって大きな開口をとり、大きな吹き抜けのあるリビングを開放的な空間としています。

 
所在地:奈良県奈良市
主要用途: 専用住宅
家族構成:夫婦
構造: 木造在来工法 地上2階建
敷地面積: 253.00㎡
建築面積: 123.59㎡
延床面積: 166.20㎡
竣工: 2007年6月
施工: 出口工務店
写真: 平井美行
※イプシロンネットワークとの共同設計