間口が狭く奥行きの深い典型的な京都の敷地に建つ、間口2間の住宅です。
建物は1階と2階の間、階段の踊り場と同レベルに床下収納を設けた、2.5層の構成となっています。
また町家の空間構成を参照し、通路部分（通り庭）は仕上げを変え、上部からはトップライトの光が射し込むなど、外部的な要素を取り入れています。
構造性能としては、プラン上、間口方向の壁が少なくなる部分に一部木質ラーメンを採用して補い、耐震等級2相当の性能を確保しています。

 
所在地：京都府京都市
主要用途：住宅+事務所
家族構成：夫婦+子ども2人
構造：木造在来工法　地上2階建て
敷地面積：63.71㎡
建築面積：45.99㎡
延床面積：78.95㎡
竣工：2017年10月
施工：㈱熊倉建匠
写真：田中千尋