先週末、現在施工中の「城陽の家」の建て方がありました。
建て方とは木造や鉄骨造において、柱、梁を組み上げる工事のことを言います。(建前ともいいます。)
最近の木造住宅は柱、梁などの構造材の加工はプレカット工場で行う場合が多く、事前にプレカット図面でのチェックになるため、建て方は設計としても間違いがないか緊張する工程となります。今回、普段使用しない金物の部分での間違いはあったものの、現場で対応して頂き、小さな住宅なので無事1日で棟上まで完了しました。
上棟式は次の日の午前中に行いました。ささやかな式ではありましたが、「番匠保存会」に所属する工務店の親方を初め、数名の保存会のメンバーの方々による「木遣音頭」が披露され晴れやかな式となりました。
建て方が終わると、今までは図面と模型を見ながら想像していた空間が現実のものとしてあらわれます。現場を歩きながら、自分の想像していた空間より意外と広いな、とかこの場所からはこういう景色が見えるのか、とか発見があり楽しいのですが、今後VR技術が発達するとそういう驚きは無くなってしまうのかもしれませんね。(笑)